カテゴリー「アーリーリフレクションのパラメータ」の記事

LPF(Low Pass Fillter)

2012年8月19日 / アーリーリフレクションのパラメータ

LPF(Low Pass Fillter)の設定値の範囲は、1.0~11kHzで、さらにTHRUという値を設定できます。
THRUとは、このLPF機能を使わない、という意味です。
このパラメータは、指定した周波数よりも上の周波数の残響音をカットします。

 

一般的な設定値なのですが、SPX-90でプリセットされているアーリーリフレクションのプログラムは、全てLPFの設定値がTHRUです。
ですので、良いのか悪いのかわかりませんが、基本的にこのパラメータは使用しない、ということになります。

 

DELAY(Delay Time)

2012年8月19日 / アーリーリフレクションのパラメータ

DELAY(Delay Time)の設定値の範囲は、0.1~400.0msecです。
このmsecという単位は、ミリ秒=0.001秒を表しています。

 

原音(直接音)の後に初期反射音(アーリーリフレクション)が続くと説明しましたが、このパラメータは、原音から初期反射音が始まるまでの時間を指定します。

 

実はこのパラメータは、アーリーリフレクションだけでなく、リバーブ本体にも存在するパラメータです。
その場合は、設定した時間は、原音から残響本体までを指すことになります。
このように同じパラメータ名にも関わらず、意味が異なっていますので、注意が必要です。

 

一般的な設定値としては、10msec~25msecが妥当だと思います。

 

LIVENESS

2012年8月19日 / アーリーリフレクションのパラメータ

LIVENESSの設定値の範囲は、0~10です。
LIVENESSとは、響き具合という意味で、壁で跳ね返った音がどのくらい壁に吸音されるかを設定する値です。
吸音された分音量は減るわけで、これを減衰特性といい、壁が音を吸音することを吸音特性といいます。

 

値を0にすると、壁が完全に音を吸音してしまい、跳ね返りません。この状態をデットといいます。
逆に値を10にすると、壁が完全に音を反射するので、ずっと音量が減らず跳ね返り続けます。
この音が跳ね返る状態をライブといいます。

 

一般的な設定値としては、5が妥当だと思います。
これはすなわち、壁に反射する度に音量が半減することを意味します。

 

ROOM SIZE

2012年8月19日 / アーリーリフレクションのパラメータ

ROOM SIZEの設定値の範囲は、0.1~20.0です。
このパラメータで部屋の大きさを表現します。
値が大きいと広い部屋の感じがします。これは反射音の間隔が広がることによるものです。
逆に値を小さくすると、反射音が間隔が狭くなるので、狭い部屋の感じがします。

 

値を大きくすることにより、劇場なみの広さを表現することも可能ですが、大きすぎるとリバーブではなく、ディレイのように聞こえるので、一般的な設定値としては、2~3が妥当だと思います。

 

アーリーリフレクションのパラメータ

2012年8月19日 / アーリーリフレクションのパラメータ

次にアーリーリフレクションの一般的な設定パラメータを説明したいと思います。
こちらもSPX-90のパラメータを例としていますが、パラメータは以下の通りです。

 

・ROOM SIZE
・LIVENESS
・DELAY (Delay Time)
・LPF (Low Pass Fillter)

 

これらのパラメータの値を変えていくことで、様々な音を表現することができます。
SPX-90では、ラック式リバーブ装置なので、アーリーリフレクション以外にも色々なリバーブが用意されています。
それらにそれぞれ固有のパラメータがあり、上記のパラメータ以外のものも多く存在しますが、本題から逸れますのでここでの説明は割愛させて頂きます。

 

次の項では前述のパラメータについて、もう少し詳細に説明していきたいと思います。

 

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